牧場猫について
こんにちは。
2年目のHTです。
最近SNSで牧場猫に関する投稿が話題になりましたね。
我々がお世話になっている牧場さんのなかでも、体感50%くらいのところは猫がいる気がします。

しかし、みなさん特別「飼っている」という意識はないようで、
いつの間にか自然と厩舎に住み着いたので世話をしている
といったケースが多いようです。

北海道の凍てつく冬の間でも、厩舎の中は比較的暖かく
猫にとっても過ごしやすい場所なのかもしれません。

牧場に猫がいる一番のメリットはやはりネズミ対策でしょう。
ネズミが媒介する馬感染症はいくつか存在します。
◯レプトスピラ症
Leptospira属菌による細菌感染症です。
ネズミが保菌宿主となり、尿中に菌を排泄し飼料や環境を汚染します。
[症状]
・発熱、元気消失
・腎障害、黄疸
・胎盤炎、流産、新生児への垂直感染
・再発性ぶどう膜炎(月盲):自己免疫による眼疾患、失明することも・・・
◯サルモネラ症
Salmonellla属菌による細菌感染症です。
同じくネズミが保菌宿主となり、糞便中に菌を排泄します。
[症状]
・下痢、脱水
・発熱
・敗血症
特に治療中や輸送直後の馬等、免疫機能が低下した個体で要注意の病気です。
そのほか、ハンタウイルス等の齧歯類媒介性の
ヒトの感染症の対策にもなります。




可愛い顔して仕事人ですね。
猫万歳!
P.S.
この度1年半過ごした日高に別れを告げ、名古屋に転勤の運びとなりました。
これからは競馬場の獣医として、いろいろな情報を発信していければと思います!
HT