競馬場の馬場

競馬場の馬場

こんにちは。

名古屋は梅雨が明け一気に40℃近い気温になってしまい、厳しい暑さと戦っております。

今回は競馬場の馬場状態についてお話ししたいと思います。

少し前までは名古屋も梅雨でレース中もよく雨が降っていました。

雨が降ると馬場状態が変わり、「重馬場」や「不良馬場」などどいわれているのを聞いたことはありますか?

日本の競馬において馬場状態は芝・ダートともに「良」「稍重」「重」「不良」の4段階に区分されています。

最も乾燥している状態を「良」。

雨や雪などの影響により芝・ダートに含まれる水分が多くなるにつれて馬場状態は「稍重」→「重」→「不良」へと変化していきます。


馬場状態区分の決定にあたっては、芝やダートにどの程度の水分が含まれているかをパーセンテージで表した「含水率」などを参考に馬場担当者が実際に踏査して下表を基準に総合的に判断します。

ダート
踏みしめた際、馬場の表面はほとんど変化しない状態クッション砂(表層)を握った際、固まらない状態、または固まってもすぐに崩れる状態
稍重踏みしめた際に水は染み出ないが、馬場の表面がやや凹む状態。踏みしめた際に水は染み出ないが、クッション砂を握ると団子状に固まる状態。
表面に水は浮いていないが、踏みしめると水が染み出る状態。表面に水は浮いていないが、踏みしめると水が滲み出る状態。
不良表面や足跡に水が浮いている状態。表面や足跡に水が浮いている状態。

馬場状態はレースにも影響します。

芝では水分を多く含むことで芝を植えている地面(路盤)が柔らかくなり、クッション性も低くなります。

踏み込んだ時により地面が沈み込むため、次の一歩を踏み出すのに大きな力が必要です。

また芝が濡れることで滑りやすくなり、より地面を踏ん張る力が必要になります。

そのためタイムが遅くなる傾向にあります。

 一方、ダートでは砂が水分を含むことで粒子同士がくっついて引き締まって硬くなり、踏み込んでも砂が動きにくくなります。

その結果蹄と路盤の間で砂が安定し、推進力が逃げにくくなるためタイムが速くなる傾向があります。

名古屋競馬場はダートコースですので、雨の日のレースはタイムが速くなります。

通常より硬い馬場をレースのスピードで走るため、骨折などの大きな怪我も多くなる印象です。

また、後方を走る馬は水分を含んで固まった砂が飛んでくるので、レース後は眼にたくさん砂が入ってしまっています。

良馬場の際ももちろんですが不良馬場の際はとくにレース後の眼洗いが重要です。

砂をきれいに落とすとともに傷の有無などを確認し、治療が必要な場合は早期に始めることが大切です。

天候が悪くても頑張ってレースを走ってくれる馬たちが無事に帰ってきてくれることを祈るばかりです。

MK

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