近位指節間関節の亜脱臼症例

近位指節間関節の亜脱臼症例

今回は、‘’近位指節間関節の亜脱臼症例‘’について記載していきます。



まずはこちらの画像を見てください。

異常がわかりますでしょうか?


点線矢印で囲んでいる箇所ですが、左前の第1指骨と第2指骨の関節(以下 近位指節間関節)において、亜脱臼が認められます。


数ヶ月前のレントゲンと比較てみましょう。左が2ヶ月前の検査時のものです。

2ヶ月前にも左前肢の歩様が悪く、球節から繋における腫脹や痛みを認めました。



また、種子骨靱帯などの周囲の靭帯においても圧痛が認められました。



関節を維持している周囲の腱や靭帯が損傷を受けることで、本来の位置に関節を維持できなくなっていることがわかります。



また、上記のレントゲン画像でもわかるように、
歩様が気になった直後の検査でははっきりしなかった所見が、数ヶ月の経過を経てみられることもあります。



他の近位指節間関節における亜脱臼の症例画像も見てみましょう。


上記の症例よりも亜脱臼の程度が悪いです。



この症例も周囲の腱や靭帯に損傷が認められました。



治療としては、亜脱臼部分を元の場所に戻す関節固定術が適応とされ、レース復帰は困難とされています。



難しい症例でも早期の診断と早期の治療をしていきたいものです。


K



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