繋皸について
こんにちは。
繋皸は、
競走馬の球節から繋の掌側にかけて起こる皮膚炎のことをいいます。
赤みやかさつき程度の軽いものから、
ひび割れ、痂皮形成、滲出、出血、痛みを伴うものまで
状態はさまざまです。

この時期になると、繋皸の相談が増えてくるため、
今回は冬に多い繋皸について書いていこうと思います。
冬場に繋皸が増える理由として、
調教コースに散布される凍結防止剤が皮膚炎の原因ではないか、
と疑われることがよくあります。
しかし、皮膚刺激試験において安全性が確認されており、
現時点では直接的な原因とは考えにくいとされています。
実際に考えられる主な原因としては、
冬特有の乾燥とケアの影響が大きく関わっていると考えられています。
冬は空気が乾燥しやすく、馬の皮膚も水分が失われやすくなります。
またお湯での洗浄は、皮膚の油分を失わせる原因となるため、
肢を頻繁に洗うことで、
乾燥はさらに悪化し、皮膚のバリア機能が低下することで、
小さな刺激でも炎症が起こりやすくなります。
また乾きにくい時期のため、
ホットヒーターを脚元に当てて乾燥させることが多いと思いますが、
長時間の使用は皮膚の水分を奪いすぎてしまうことがあります。
乾燥・洗浄・乾燥の繰り返しが、
皮膚への負担となり、繋皸につながることも少なくありません。
繋皸は、冬の乾燥と日常のケアが大きく関係する皮膚トラブルです。
特に、乾燥した皮膚に必要以上の洗浄や過度な乾燥が重なることが、
症状の悪化させる一因となります。
毎年この時期には繋皸を繰り返す馬は、
冬の管理を一度見直してみるのも良いかもしれません。
今回の話とは全く関係ありませんが、
丸まって寝ているメッシがあまりに平和だったので、
載せておきます。

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