立ったまま眠る仕組み

立ったまま眠る仕組み

こんにちは、獣医助手のIです!


私は立っている時間が長い馬に対して疑問に思うことがあります。

それは、、、「疲れないのかな?」 です。

素朴な疑問ですが私はすごく気になりました。


立った状態でウトウトして寝ている馬を

自社の牧場内でも良く見かけます。



「え、眠れるの!?」

と思う方もいらっしゃるかと思いますが、

本当に寝ています。

この立ったまま眠れる仕組みは馬の脚の構造が関係しているそうです。


今回は馬の体について「なぜ立ったまま寝ることができるのか」

詳しく理解していこうと思います。


野生下では馬は草食動物なので常に狙われる動物です。

そのため、長い睡眠を取ることができないので

立ったまま眠る必要があるとも言えます。

ちなみに馬の睡眠時間はおよそ3~5時間ほどと、

ヒトと比べるととても短いです!



馬が立ったまま眠ることができる理由は、

筋肉をほとんど使わずに立位を維持することができるからです。

安静時には球節を沈下させる負荷を受け止め、

関節をロックし立ち続けることが可能です。

具体的には主に、繋靭帯・近位種子骨・種子骨靭帯が

懸垂装置として球節を支える役割を持っているおかげで

このようなことが成り立ちます。



球節部に位置する近位種子骨と指骨・管骨を繋ぐ

重要な役割を担っているのが繋靭帯です。


参考:カラーアトラス 獣医解剖学 上巻,p.204,図3-49 より


ただし、


立ったままでは眠りが浅いです。

時には横になり深い眠りをとることもあります。


自社の牧場内でゴロンと横になって

気持ちよさそうに眠る姿を時々見かけます。


馬の眠り方ひとつとっても、興味深く面白いと思いませんか(^ ^)/


I

コメントは受け付けていません。