往診の移動について
普段利用している首都高は、8月が一年で最も渋滞する時期だそうです。そのため関東では、夏はいつもより往診の移動に時間がかかります。
そこで今日は往診の移動について お話ししたいと思います。
そもそもヒト・小動物は 基本的には患者・患畜が病院に行く形ですが、馬の場合は 獣医師・獣医助手が馬のいる場所に行く形、つまり「往診」が基本となります。
また基本的には薬や機材を持っていく必要があるので、必然的に車での移動がメインになります。

競馬場や近隣の牧場さんを回る場合は それほど時間はかかりませんが、離れた牧場さんに往診に行く場合だと車で片道2時間以上かかることもあります。
実習アンケートなどを見ると 学生さんの中には 移動時間が長いことについて少し不安に思われる方もいるようです。若い世代の方は タイパ(タイムパフォーマンス)を重視されるそうなので、そういった意味でもやや非効率的と感じられるのかもしれませんね。
ですが、私自身は むしろ往診の移動は楽しんで過ごすようにしています。
例えば
・季節を感じる
:春の早朝の往診では 白くなっていく空の紫がかった雲を見て ”春はあけぼの” を実感したり、また紅葉真っ盛りの時期に美しい景色を見てとても晴れやかな気持ちになります。

・普段行かない場所に行ける
:輸送に関する業務で 空港の通常では入ることの無いエリアに入ったり、近隣県はもちろんですが 中国地方・(飛行機利用ですが)九州地方など遠方に行ったりすることもありました。

・頭の整理ができる
:もちろん安全運転のため車の運転には集中するのですが、その中でも症例やこれからの業務スケジュールを頭の中で整理することができます。
・車内時間を楽しむ
:同乗者がいれば 症例についての話も雑談も含めて色々な話をしたり、逆に一人の場合は 好きな音楽を聴いたりもできます。
・車の運転に慣れる
私自身 入社当初は車の運転に苦手意識を持っていましたが、すぐに慣れることができました。また車酔いしやすい方も、自分で運転すると酔いにくいです!
もちろん渋滞にはまったりするのは嫌なのですが、屋内の狭い空間にずっといるよりも、往診で外に出ることで気持ちの切り替え・リフレッシュができると個人的には感じています。

このように往診の移動時間も、ある意味では馬臨床のメリットと言える要素なのでは無いでしょうか。
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