鞍傷について

鞍傷について

こんにちは

今回は鞍傷について書いていきたいと思います。


鞍傷は、乗馬や調教を続ける上で、避けたいケガの一つです。

放っておくと痛みだけでなく、調教拒否やパフォーマンス低下にも繋がります。



鞍傷とは

鞍が擦れることによりできる傷です。


鞍位置の不具合や騎乗者の乗り方、

腹帯を正しく装着できていないことが原因で主に発症するとされています。

鞍の下に敷くゼッケンが、傷んでいたり汚れているのも、

皮膚が擦れる要因の一つです。



初期症状だと、毛の乱れや擦れ、軽い発赤


中等度症状では、糜爛、腫脹(浮腫)、顕著な熱感、

行動変化(皮筋を震わせる、背中を落とす、鞍を置こうとすると耳を伏せるなど)

がみられます。


重度症状となると、

潰瘍化、瘡蓋形成、二次感染(滲出液や排膿を呈する)、慢性化(瘢痕化)など

が挙げられます。



仮に運動後に鞍を外した際に、

特定の部位のみ汗をかいていなかったり(血液循環不正)、

皮膚に白っぽい圧痕、

調教中の首振り、急な駈歩拒否をするなどがみられた場合は、

注意する必要があるかもしれません。


治療とケアとしては

最低数日〜数週間の休養、抗炎症剤・抗生剤の全身投与、

抗炎症薬や抗菌薬入りの外用薬の使用が主に挙げられます。

騎乗する場合は、

鞍傷がある部位に穴の開いたパッドを入れるのが有効とされています。



予防としては

馬体の形にあった鞍や、腹帯を正しく装着することが大切です。

またゼッケンを清潔に保つこと、

馬装の際に多毛を逆立てないようにすること、

鞍下の毛や皮膚に付着した砂や泥をブラシで完全に落とすことで、

不均一な皮膚の圧迫を防ぎます。


それに加え、

日頃から鞍傷の前兆を見逃さないように、

上に記した初期症状がないかを騎乗後にチェックし、

細かな皮膚の変化を早期発見することが重要です。



鞍傷は、軽く見えても放置すると痛みやパフォーマンスの低下、調教拒否など、

馬にとっても人にとっても大きな損失となります。


しかし原因のほとんどは毎日のチェックと少しの工夫で防げるものです。



「鞍傷ができてるから治す」よりも「できないようにする」方が圧倒的に簡単です。

一度皮膚の損傷すると、完全に元通りにするまでに時間がかかるため、

予防=最高の治療 という意識でケアを心がけていきましょう!



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