蹄葉炎

蹄葉炎

最近熱中症の馬を多く見る機会があります。


気温も高くなってきているので、体調を気を付けていかなければなりません。



さて、今回は 蹄葉炎 について記載していきます。

良く耳にする疾患でもある蹄葉炎ですが、その病態は未だはっきりとせず、難しい疾患です。



蹄葉炎の原因として挙げられるものとして、

1,骨折肢を庇って体重を支え続けていた対側肢に起こる負重性の蹄葉炎


2,炭水化物の過剰摂取に伴う食餌性の蹄葉炎


3,ストレスに伴うストレス性の蹄葉炎


4,ステロイドの過剰投与による医原性蹄葉炎


5,ショックや急性腹症から移行する続発性の蹄葉炎

などがあります(新 馬の医学書 P267 より)。


先日初診で、慢性の蹄葉炎とのことでレントゲン検査を実施した症例がいました。


以下に左前肢蹄のレントゲン画像を2枚添付します。

レントゲン像の黄色矢印で記したように典型的なローテーション型の蹄葉炎を発症しています。



この症例は両前肢の蹄葉炎で、前肢を前方に投げ出し、後肢で体重を支えることで前肢の疼痛を緩和しようとする肢勢を示していました。



治療は上記に記した原因の排除及びフェニルブタゾンなどを用いた疼痛の緩和、そして最も重要なことが装蹄師さんとの連携をとり、装蹄療法を実施することです。



また、外科的な処置としては、深屈腱の切除により後方への牽引を緩和することが挙げられます。



ひとまず装蹄師さんと連絡をとり、なんとかしていこうと考えています。



また変化あれば、この場で報告いたします。



それでは

K

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