鹿にご注意を
日高も少しずつ雪が降るようになり、本格的な冬の到来を感じています。
現在こちらでは鹿に腹部を刺された当歳馬の治療をしています。
10月末に鹿に腹部を刺され、
2次診療施設で開腹手術(腹腔洗浄・穿孔部縫合)を行いました。
刺された現場を見た人がいないため、断定はできませんが
恐らく図のように刺さったと思われるとのことでした。
※右画像は術後29日
こちらでは、ドレーンによる腹腔洗浄、抗生剤注射、
一般状態確認、血液検査などの術後管理を行いました。
治療経過
まだ油断はできない状態ですが少しずつ回復に向かっています。
写真の角はエゾジカではなく、ホンシュウジカのものですが
鹿の角は意外と鋭いです。
秋~冬は角の立派な牡鹿もたくさんいます。
今年は本州で鹿に刺されて人が亡くなったニュースもありました。
草食動物といえどやはり野生動物は危険です。
遠くから見る分には楽しいですが、むやみに近づかないよう胆に銘じておきます。
MK