馬の走り方
こんにちは。北海道は気温が少しずつ下がり始め、
夏の終わりが見えてきました。
本日は馬の走り方についてお話したいと思います。
馬に関わっている場合はご存じの方が多いかと思いますが、
馬の走り方は基本的に「常歩」、「速歩」、「駆歩」、
加えて「襲歩」の4種類です。
常歩(なみあし)(walk)
肢の動き:4本の肢が別々のタイミングの着地する
左(右)後肢→左(右)前肢→右(左)後肢→右(左)前肢
地面につく肢:2~3本の肢が常についている
速度:分速110mほど
速歩(はやあし)(trot)
肢の動き:速歩は対角線上にある2本の肢をほぼ同時に前に出す
左(右)後肢と右(左)前肢→右(左)前肢と左(右)前肢
地面につく肢:1~3本の肢が地面につく
速度:分速220mほど
駆歩(かけあし)(canter)
肢の動き:3拍子を刻む走り方
右(左)後肢→左(右)後肢と右(左)前肢→左前肢
左右どちらの前肢が前に出るかによって手前の区別がある
地面につく肢:1~3本の肢が地面につく
速度:分速340mほど
襲歩(しゅうほ)(gallop)
地面につく肢:1~2本の肢が地面につく
3本以上の肢が地面につくことはない、すべての肢が地面から離れる瞬間がある
着地する肢の順番(左右)によって手前の区別がある
速度:分速1150mほど
襲歩には交叉襲歩と回転襲歩の2種類があります
交叉襲歩
肢の動き:左後肢と右後肢→左前肢と右前肢
競走馬のレースなどでみられる基本的な走り方
回転襲歩
肢の動き:左(右)前肢→右(左)後肢→右(左)前肢→左(右)後肢
エネルギー消費が激しいため、長距離を走ることができない
手前を変えた直後や走り始め~スピードが出るまでの走り方
猫科動物がつかう走り方
私は襲歩を知ったとき、馬が猫科動物と同じ走り方ができることに驚きました。
基本的なことでも知っているようで、
細かいところまで掘り下げていないこともあるので、
積極的に知識のアップデートをしたいと思います。
MK