枠場
いくつか保定方法を紹介してきましたが今回紹介するのは枠場です。
枠場を使用する条件としては時間を要する場合、器具を必要とする場合、後方・両側から処置・検査を行う場合があります。
ライジングでは主に直腸検査を行う際に枠場を使用します。また去勢手術を行った際にも使用しました。
枠場に馬を誘導する方法として後ろ向きか前向きかどちらか選択する必要がありますが
1、強引に誘導できる点
2、一人で誘導できる点
3、枠場自体が後ろ向きに入れる造りになっていることが多い点
という理由から後退させて誘導することが一般的ですが踏ん張って入らないことを覚えてしまうと枠場に入れることが困難になるので注意が必要です。
後ろ向きで誘導する際は馬の状態を把握しながらハミ等を用いながら枠場に入れます。
前向きで誘導する際はまず人が枠場に入ってからゆっくりと馬を入れます。場合によって後ろから追うなども必要になります。
枠場に入ってしまえば安全に処置・検査を行うことが可能ですが慣れていない馬は枠場に入れることが大変になりますので普段から慣らしておくことが重要です。
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