頭部の形状

頭部の形状

こんにちは。


「人相」という言葉があるように、外見から性格や人となりが分かることもあります。


同じように馬にも「馬相」とでも言えるもので、頭の形によって性格や知能が分かると言われています。


一見して、違いはなさそうに思える馬の頭の形も、額、鼻梁の形から色々なタイプに分けることができます。基本的に横顔で判断します。



頭の形は、大きく分けて直頭、羊頭、楔頭、兎頭、半兎頭、鮫頭の6種類があります。

概説馬学(新装版)より


1)直頭(ちょくとう)

横から見ると額から鼻先までの顔の前面が一直線となっているもので、額が広くて頭が過大に見えないものが理想とされています。一般的なサラブレットはほとんどが直頭です。


2)羊頭(ようとう)

額だけが丸く膨れており鼻梁が窪んでいるもので賢い馬に多いので美しい形とされています。当歳、1歳馬の羊頭は成長すると直頭になります。幼駒の羊頭は愛らしく、利口ないい性格をしていると言われ好まれます。


3)楔頭(くさびあたま)

頭の下の方が急に細くなり、口元が小さいもので気持ちが小さく食の細い馬が多いとされています。サラブレッドでは、口裂が小さく、口が硬くなるという理由で好まれません。


4)兎頭(ととう)

額の前部から鼻にかけて弓なりに膨れているもので、こういう馬は額が狭く、眼が窪んでいます。中世の時代に騎士が好んで乗っていたと言われているのがこの兎頭の馬です。気性が荒く強情で、愚直な馬と評価されることが多いです。サラブレッドとしての素軽さを示す形とは言えません。


5)半兎頭(はんととう)

額から鼻梁まではまっすぐで、鼻梁の中央部だけ出ているもので、鼻孔が小さく、呼吸を阻害する点や品位の観点から競走馬には好まれません。


6)鮫頭(さめあたま)

頭は小さく、額はまっすぐであるが、鼻梁の下の方が隆起している代わりに、その上の所が凹んでいるもので、負けず嫌いで勝ち気な性格と言われており、サラブレットにも見られます。



一概に馬といっても、よく見てみると様々な頭の形があることが分かります。




全部が全部、上記のことに該当するわけではないとは思いますが、これからたくさん出会うであろう馬たちに当てはめて、自分の中の「馬相」のイメージを作り上げていくのも面白いかもしれません。

今後楽しみです。











最近ポニー用の歯科セットが届いたので、早速メイちゃんの歯スリをやりました。

開口器のサイズ調整が難しいです。

鎮静なしで暴れることなく、お利口にやらせてくれました。




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