
第1手根骨と第5手根骨
先日、5日間のサマーセールが終わりました。
今年は5日間、とても天気が良く、うっかり日焼けをしてしまい
腕にしばらくはずせない時計をすることになってしまいました。
さて、そのサマーセールでレポジトリー資料の閲覧をしていた際に
腕節に第5手根骨がみられました。
以前のブログ記事にもありますように
腕節に第1手根骨や第5手根骨がある場合があります。
今年、レポジトリー撮影をした1歳馬244頭のうち
第1手根骨があったのは54頭(約22%)でした。
(2023年8月27日現在)
そのうち約7割の39頭が左右両方にありました。
第1手根骨の大きさや形は様々で
小さいものや

大きいものがあります。

第1手根骨は、第2手根骨もしくは第2中手骨、その両方と関節しています。
関節している第2手根骨や第2中手骨にレントゲン透過像や辺縁不整があり、
骨片と間違えそうなものもあります。

一方、第5手根骨はまれで、今年の撮影馬ではみつかりませんでした。
第5手根骨も第4手根骨や第4中手骨と関節しており、
第4手根骨や第4中手骨にレントゲン透過像や辺縁不整がみられることがあります。
非常にレアな第5手根骨、むか~し、撮影馬でみた記憶があるのですが、
写真を探すことができませんでした。
これからの撮影でみつけることができたなら、
ご報告したいと思います。
まだまだ暑い日が続きますので
皆様ご自愛ください。
UK