暑い、汗、、出ない
今日は。カワタエクワインプラクティスです。
栗東も梅雨に入りました。
梅雨といえば田植えの季節。
牧場周辺の田んぼにも緑の葉っぱが綺麗に並んでいます。
そして、これからの季節はとにかく暑くなります。
何をするにも暑い。
そこで、みんなの暑さ対策はというと、
まずはイヌに聞いてみたところ、
涼しい所へ行って、お腹を冷たい地面につけることと、
ハアハアと浅く速い呼吸をすることで凌いでいるそうです。
馬はと言うと、汗をかくことで体温を下げています。
運動後のドマーニ先生。写真じゃ判りにくいのですが、水で濡らしたかのように汗をかいています。
ところが過去に、夏になるとどんなに暑くても汗をかかなくなる馬を
数頭見たことがあります。
この子達はおそらく無汗症になっていたと思われます。
馬の無汗症は原因がはっきりと解明されておらず、治療法も確立されていないようです。
そして、無汗症は汗が出ない範囲が年によって変わるようです。
汗をかかなくなった子達もパターンがあって、
毎年夏になると汗の出る面積が小さくなって最後は半身のみ全く汗が出なくなったり、
ある年を境に夏になると突然汗が出なくなったり、と様々でした。
そんな汗が出ない子達に共通しているのが、
午前の気温の上昇とともに呼吸が荒くなり、夜に気温が下がると呼吸は元に戻るということ。
暑いのに汗が出ない、というのは相当辛そうで、
暑い日の午後はよく馬体に水をかけて冷やしていました。
そういえば、現在では馬体冷却の効率の良い方法が研究されているようで、
馬体にシャワーをかけ続けることが早く馬体を冷却するのに良い方法だそうです。
ところで、雨の日でも厩舎の見回りを怠らないメッシさん、
これから暑い季節が来るけど、どうするの。
YK