育成馬の乳酸値測定
先日、育成馬の乳酸値測定を行いました。
育成馬の体力測定の方法として、
1.GPS機能付き心拍計を使用して、調教中の心拍数とスピードを測定する方法
2.ポータブル乳酸測定器を使用して、調教後の血中乳酸値を測定する方法
があります。
今回は2.の方法です。
調教後に、頸静脈から採血を行い
ポータブル乳酸測定器にセットしたセンサーに血液を吸引させると
15秒で測定結果が表示されます。
測定された乳酸値を用いて、調教時の馬の運動負荷を評価することができます。
また、乳酸値とラップタイムを用いて標準曲線をひくことにより
体力の変化を評価することができます。
調教メニューを変えた時や運動負荷を上げる時、
1〜2週間に1回、とくに強い調教をした時に測定を行います。
今回、使用した機器はこちら。
上から 真空採血管(ヘパリン)、ポータブル乳酸測定器とセンサー、採血用具 です。
採血した注射器から直接、乳酸値測定を行うこともできます。
なるべく運動後5分以内に採血を行わなければいけない
ラップタイムをできるだけ正確にとる
といった注意点もありますが、
育成馬の体力測定方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。
今は北海道も暖かくなってきています。
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