虫!
昨日・今日と、とても良い天気です。
しかし気温が上がってくると現れる、厄介なやつがこれ。
(画像:Wikipediaから引用)
これは、ブユです。
地域によって、ブヨ、ブトとも呼ばれます。この辺では大抵の人が、ブヨと呼んでいるようです。
体調は3-4mm程度。春〜秋にかけて活動します。
とても小さな虫ですが、彼らは吸血害虫です。
刺されると、腫れます。そしてものすごく痒いです。
私も最近、首・手首・足首を同日に刺されたのですが、全ての箇所の痒みが約1週間続きました。
周辺がパンパンに腫れることもあり、場所によっては関節を曲げるのにも痛みが伴うことも。
もちろん、馬も刺されます。
虫が体に止まると、彼らは尻尾を振って追い払うのですが、ブユは一度吸着すると、その程度では離れません。
また、皮膚が薄いのか、お腹の下によく止まっているため、尻尾が届かないことが多いのです。
そのため放牧中にお腹の下を見ると、丸々と血を吸ったブユが、びっしり付いていることも…
ざっと擦ると、手のひらが血で真っ赤に染まります。ぞっとしますね。
虫刺されによって蕁麻疹を引き起こすこともあります。
うっすら蕁麻疹。
これは虫刺されによる腫れなのか?蕁麻疹か?虫刺されに対する反応で引き起こされた蕁麻疹なのか?
と、迷うことも。
防虫スプレーも、専用のものでなければあまり効果がないそう。
肌の露出を避けるなど、物理的な対策が必要なようです。
ブユは水辺に産卵し、幼虫・蛹は水中で生息します。
ブユの幼虫は、水質指標では「きれいな水」に生息するとされています。なので、ブユのいる環境には、周辺にきれいな川がある、ということになります。
それはそれで、喜ばしいことなのですが…やはり刺されて不快なことに変わりはありません。
自然の豊富な環境に行ったり、牧場に実習に行く学生さんたちも、ハエやアブ、蚊も含めた虫対策はして行った方がいいかもしれませんね。
朝から消臭スプレーを振りまく獣医を見咎めるメッシ。
「それを今すぐやめるニャ」
「やめるニャ!!」
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