馬の乳頭腫

馬の乳頭腫

獣医師国家試験を受験された方々、お疲れ様です。

 

 

 

いきなりですが、写真に対して左側に何か見えますか。

 

丁度ハミがかかるところにカリフラワー状のものがみえるかと思います。

これはパピローマと呼ばれるものになります。

 

パピローマはこのようにハミ受けの場所にできてしまうと

運動の際に邪魔になってしまったり

見た目の問題や他の馬に伝染するということが気になります。

 

パピローマは乳頭(pappilla)という意味と腫瘍(oma)を合わせた単語で

馬の乳頭腫とも言われます。

 

馬乳頭腫ウイルスはウマパピローマウイルスの1型が関与し

牛でもパピローマウイルスが存在しますが、牛はウシパピローマウイルス1〜6型と型が多く存在します。

 

牛パピローマウイルスの1型と2型のみ馬に感染して

感染するとサルコイドというものが皮膚に生じます。(少しややこしいですよね)

 

この乳頭腫は馬具や馬同士の接触で伝播しまうので

道具の消毒を徹底することが大切になります。

(ヒトには乳頭腫はうつらないと言われています)

ただサルコイドとなると、直接伝播は少ないと言われています。

 

乳頭腫は数ヶ月すると自然治癒するときもありますが

なかなか治らないときもあります。

その時は切除を行ったり、飲み薬を与えたりします。

 

 

皮膚疾患は多くの種類があり

目の周りに痒そうな皮膚が脱落してしまう皮膚病。(写真)

体表にできる皮膚病。

しっぽが少し脱毛してしまう等、さまざまです。

 

 

 

なかなか治らない場合は近くの先生に相談してみてもいいかもしれませんね。

 

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みてみてみて〜

あそんで〜

 

ずん

 

ずん

 

ずん

 

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