副鼻腔炎(蓄膿症)について
鼻の穴から喉につながる鼻腔の周りは
骨や軟骨で小さな部屋に仕切られていて、
これらの部屋を総称して 副鼻腔と呼びます。
この副鼻腔に 何らかの原因で炎症が起きたものを副鼻腔炎と言いますが、
単純な副鼻腔への細菌感染が原因となるほか、
歯根部の問題などから二次的に発症する場合もあります。
症状としては、片側からの鼻水(時に強い臭いがする)が一般的で、
他には 涙が出たり、顔が腫れたりすることもあります。
診断には、頭部のX線検査や内視鏡検査が有効です。
例えば このよう画像のように、
副鼻腔に鼻汁の貯留が はっきり確認できるケースもあります。
治療は、単純な感染が原因の場合、鼻腔洗浄 や 抗生物質の投与の他、
重症例では 骨に穴を開ける “円鋸術” という方法をとることもあります。
慢性化すると治療をしても反応がよくない場合もありますので、
「ただの鼻水、そのうち治るかな」と考えず、早期に対処することが大事です。
今日の小林牧場の桜は、まさに満開。
進級・進学の季節、新しい生活が始まる方も多いと思います。
新年度も 頑張っていきましょう!
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