カワタ栗東では、主に牧場にいる現役競走馬を対象とした診療を行っています。

以下の2つに大別されます。

・往診による診療
・休養牧場”ライジング・リハビリテーション”における診療

往診による診療

滋賀県は関西の競走馬産業の一大拠点で、JRAの栗東トレーニングセンターの他、近隣には数多くの競走馬の牧場が存在します。

滋賀県・京都府・三重県内にある牧場に 毎日定期往診に行く他、依頼があれば さらに遠くの牧場に往診に行くこともあります。

牧場には、トレセン入厩に向けてガンガン調教を行っている馬もいれば、故障・疲労で休養に出てきている馬もいますので、それぞれの状態に合わせて必要なケア・検査・治療を行います。

休養牧場ライジング・リハビリテーションにおける診療

往診以外にも、グループ会社の自社牧場ライジング・リハビリテーションにいる 検査・治療を必要とする馬達の診療も行います。

例えば、
屈腱炎・骨折等の問題がある馬には、定期検査の実施・治療・リハビリプログラムの設定を行ったり、

歩様検査やX線検査を行って 問題の原因を特定したり、

眼の問題がある馬には 持続点眼装置を設置する等して重点的に治療・状態確認を行ったり、

食いが悪い・体重が増えない等の症状がある馬には、胃内視鏡検査に基づいての投薬や虫卵検査を行なったり、

依頼を受けて 枠馬で去勢をするケース等があります。