馬業界への就職を考えている学生さんへ
こちらは、馬業界に馴染みのない学生さんに向けて、よりわかりやすくカワタを紹介するページです。
馬が生まれてから競走馬としてレースで走るまで
まずはこの流れを理解しましょう。
日本で競走馬になるサラブレッドは、主に北海道で生まれ、売買、馴致(鞍を背中に乗せること・人を乗せて走ること等を教える)・調教を経て、中央・地方競馬の調教師さんが管理する厩舎に所属(入厩)し、さらに競馬に向けたトレーニングを行って、最終的にレースに出走するという流れになります。
厩舎に入厩した後の馬は、“ずっと競馬場・トレセンにいて、レースに出走する”わけではなく、以下の2つのパターンに分かれます。
A. レースで走る準備が出来ている馬(@競馬場・トレセン)
B. レースで走る準備が出来ていない馬(@牧場)
Aの場合、つまり心身ともに良好な状態にある馬達は、競馬場・トレセンでさらに調教を進めて、競馬に向けた最終調整を行い、レースに出走します。
Bの場合、例えば 疲労が溜まっていたり故障等の問題を抱えている馬達は、レースに向けた調整ができないため、一旦 外の牧場に放牧に出ます。
牧場と言っても様々で、長い坂路・広い馬場などの調教設備が整っていて 競馬場・トレセンと同じような調教ができる牧場もあれば、休養治療リハビリに特化した牧場もあります。それぞれの牧場で、個々の馬の状態に合わせた対応が行われます。
そして、馬の状態等に合わせてA・Bが入れ替わります。
その結果 全ての馬達の健康状態を整えることができ、毎週色々な競馬場で白熱したレースを私たちに見せてくれるわけです。
カワタのそれぞれの診療所で、何をしているのか?
カワタの診療所は、北海道(日高)・関東(東京)・関西(栗東・名古屋)がありますが、前述の流れに沿っていくと、主には以下の図のような段階で それぞれ診療を行っています。
【北海道 日高】競走馬になる前の段階の馬(セリの売買・馴致・調教の段階)
【滋賀県 栗東】牧場に放牧に出ている現役競走馬(主に中央競馬所属)
【東京・名古屋】地方競馬の競馬場・トレセンにおいて、レース前後の馬
このように、カワタの各診療所では 異なるステージの馬を見ています。
・北海道 日高
主にセリ関連の業務(レポジトリー検査・セリ時の獣医検査)を行う他、馴致・調教の段階の馬に対して乳酸値測定による調教の指導等も行なっています。(→カワタ日高の詳細)
・東京・名古屋
主に地方競馬の競馬場・トレセンにおいて 診療を行います。レース前は薬物ドーピングにも注意しながら良いコンディションを維持できるようにケアを行い、またレース時には 現場で迅速な対応・判断が求められることも多いです。(→カワタ名古屋の詳細)
カワタの取り組み
・研修&セミナーへの参加
若い先生を中心に、公営競馬獣医師協会主催の生涯研修・外部クリニックでの実地研修・ウマ科学会・各種セミナーに積極的に参加してもらっています。学会発表の実績・海外の学会への参加実績もあります。(写真:生涯研修@那須、学会参加@東京・アトランタ)
・外部獣医師との連携
2024年現在、国内外の経験豊富な獣医師4名と業務提携を行っています。現場の診療に同行していただいたり、ライジング所属の乗馬で検査等の実習や、勉強会に参加をしていただいています。
一例として、夏のセリ期間は オーストラリアからロス・タイツェル先生を招き、獣医検査を行います(*獣医師紹介はこちら)。
・オンライン勉強会
全診療所を繋いで、定期的に開催しています。テーマを設けて講義形式で実施したり、他の診療所の珍しい症例報告を学ぶ他、自分が日々遭遇する症例について相談をすることもできます。
・女性が働きやすい職場
グループ全体の従業員数13名中 女性9名と、女性割合の高い職場です(24年4月時点)。 産休育休の取得実績あり・子育て中の従業員もいる等、女性が働きやすい職場です。
もちろん男性も大歓迎!男女ともに、長く幅広く活躍できる職場です!!
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